店主の勝手なピザ小説。連載第6回。恋愛バージョン「ピザがさめないうちに」
店主の勝手なピザ小説。連載第6回。恋愛バージョン「ピザがさめないうちに」
強い雨がピザ夫の体をうちつけ、もう、たまらなくなって、引き返すことにした。
振り返ったと同時にトマ子はいて、ピザ夫の胸に飛び込んできた。
トマ子は、しきりに謝って、
「いつも、ピザ夫は私を守ってくれて、私は、、強くなれなくてごめんなさい」
ピザ夫も雨でふにゃふにゃになった顔が、さらに涙を流して、ボロボロになって泣いた。
もう大丈夫。
もう大丈夫。
もう帰ろう。
「まだ、ピザ、食べてない。残っている。持って帰って食べよう。別でテイクアウトしてもいい」
「もう、冷めてるわ」
「大丈夫。また、トースターに入れなおして温め直せば、美味しく食べれる」
ここで、石窯ピザフェデリコのテーマ曲が流れてテロップが流れて、完。
ちゃんちゃん
コメント