日本の「イタリア料理」
 
イタリア人の書いた食に関する本を読んでいます。
これは、同業者にオススメです。
イタリアの料理は、歴史や風土に基づいたものです。
それらを理解するには、イタリアに住んでみるのがよいのですが、それはなかなかできません。
僕はちょびっと(1年3ヶ月)ですが、住むことができたので、この本に書いてあるニュアンスが少しですが理解できます。
 
日本のイタリア料理は、もはや日本料理だな、という印象さえあります。
イタリアの料理とは別物だという印象です。
今では、ピエモンテ、マルケ、ウンブリア、などのレストランができていますので、とても忠実に修行先の料理を出していてとても勉強になります。
 
うちですって?
当店は「ピザ」と「洋食」を取り扱う、立派なB級レストランです。
 
イタリアではトマトを料理に使い始めたのも歴史的に浅いため、むろん、ピッツァの歴史も最近のものだと思います。
太古では、小麦を焼いたものにラードとチーズ、もしくは塩のみで食べていたと言われています。
僕が修行していたとき、たくさんのピッツェリアにいきましたが、あの、縁がぷっくりとふくらんだ綺麗なマルゲリータは実はほとんど見たことがありません。
観光地にいったとき、一回だけ、そのようなマルゲリータを見たことがあります。
外国人が沢山来ているお店のようでした。
僕が地元でよく行ったピッツェリアでは、形もかろうじて円で、だけどいびつで、結構こげちゃっている、またバジルも気持ち程度のった、ピッツァを見ることがほとんどでした。
味ですか。
それが美味しいんです!
 
あの、美しい形のマルゲリータは、流行であるのではないかと思います。
 
ちなみに、ペペロンチーノもバーニャカウダも、カルボナーラもイタリアのメニューであんまり見たことありませんでした。
 
日本のイタリア料理は、イタリア地方の有名どころを集めたものといえます。