メニューを考える時に考えていること

写真は2023年10月の月替りピザ、チャレンジピザというカテゴリーのピザです。
「カニカマと紅生姜のピザ」です。
これが、また、不人気でしたねぇ笑

目次

メニューの考え方

メニューには、固定でずっとあるものと、お客様に飽きられないように、変わっていくものがあります。

店によっては、毎日、週ごと、月ごと、シーズンごとに変わります。

ご家庭でも、献立を考えるの大変ではないですか?

メニュー作りは、プロでも大変なことなのです。

ずっと同じものだと考えなくてよいので楽なんですが、人は飽きるもの、料理というのはお腹が空いていても飽きてしまった料理は箸が進まないものです。

では、ルーティンで、月曜日はハンバーグ、火曜日はオムライスというように「変わる」メニューを曜日ごと、もしくは月ごとに「固定」してはどうか?という考え方もありますが、うまくいかないことがあります。

どうしてもその日の気候や、体調、食のブーム、食べたいものなどがあり、心地よく気分と献立が一致していないと、食べる気にならなかったりします。

では、どのように、メニューを考えるのでしょう。

ここからは、当店に限ってのメニューの考え方になります。

季節のものをメニューに取り入れる

旬の食材があります。

野菜でいえば、冬は白菜、夏は茄子などがあります。

ここでは単純に考えると、冬はベーコンと白菜のペペロンチーノ。

夏は、ベーコンと茄子のピザ。

などです。

春夏秋冬の旬の食材をメニューに取り入れる手法は最もオーソドックスです。

組み合わせ

食材の組み合わせで料理を考えます。

これは、ご家庭でも冷蔵庫をあけて中を見渡して、ある食材で料理を作るでしょう?

あの感覚でしょうか。

組み合わせのアイデアは

1、好きなもの同士を組み合わせる

2、昔からある相性のいい食材の組み合わせで考える
 そうめんやそばには薬味、豚肉には生姜など、お魚には醤油、当たり前のことがアイデアになったりします。

3、味が似ているものを組み合わせる

4、食感が違うものを組み合わせる

5、温度差があるものを組み合わせる

などなど。

味付けの変化

1、塩だけで食べる

2、薬味で食べさせる

3、醤油

4、味噌

5、オイルベース(エクストラオリーブオイルは調味料です)

6、クリームベース

7、デミソースなど

8、カレー風味

9、スパイス系

誰に食べていただくか

子供が食べるかどうかで味付けも変わります。

簡単にいうと、黒胡椒や唐辛子、わさびなどは使えないでしょう。

酸味や苦味を使った味付けも難しいです。

甘味と旨味をメインとした味付けにする必要があります。

ご年配の人はどうでしょう。

食事制限がある人がいるかもしれません。

あまり、塩分が強い味付けは避けたほうがよいかもしれません。

県民性もありますが、お子様もご年配の方も、あまり派手でない味付けを心がけます。

若者であるか、女性であるか、お酒を飲むかで味付けは変わってきます。

ハード面でメニューが決まっているなら、提供の際にするメンテナンスです。

当店のメニューの考え方

メニューで考えるのは、当店の立地付近にいるお客さんに喜んでもらえるかです。

市内だったり、カフェだったり、様々な業態でウケるメニュー構成は変わってきます。

私個人はお酒好きで、おつまみ好きですが、この立地ではウケません。

よっと、いつも個人の好みは置いておいて喜んでもらえるかを考えています。

過去10年間のメニューのストックがあり、毎月引っ張り出して、「これがウケたな?」などと考えながら、再度、今の自分だったら、という風にメニューに落とし込みます。

ランチメニューと夜の前菜メニューには、チャレンジと書いた変わったメニューが見受けられると思います。

これは、お客さんがウケるだろうと思って考えたメニュー以外に、私が面白いな、と思ったメニューが入っているのです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次