第8回「アンドレアとの関係」イタリア修行
はじめに
連載形式のイタリア修行日記は、石窯ピザフェデリコ、オーナー堅田が2005年に約1年間イタリア修行のため滞在した経験をもとに書いています。
修行場所は、イタリア北部、そしてフェデリコと一緒に働いたサルデーニャ島です。
イタリア国内の観光は20州のうち半分は行きました。
思い出だけをもとに書いていますので、正確な情報はインターネットで検索してください。20050427
息子アンドレアの性格
私の働いていたオルビアのレストランは、五つ星ホテルの料理長だったアドリアーノさんがホール接客で、息子アンドレアが厨房で働いていました。
私が研修生、フェデリコがシェフというボジションです、多分。
フェデリコ本人はとても謙遜する人間で「僕はシェフじゃない」と言っていました。
息子アンドレアはイケメンで、まだ当時若く、自分本位なところがありました。
父親のもとで働いていることも影響していたと思います。
アンドレアと父の関係
よく、それほどひどくはないですが、父と子は職場内で衝突していたようでした。
まだ、イタリア語は当時、全然わからないので、多分。
親子の関係、思春期の子供との関係はギクシャクするものですよね。
私も両親に対して素直になれないところがありました。
しかも職場です。
ただ、アンドレア息子は、父親のいないところで「彼はすごいシェフなんだ」と言っていました。
私は、イタリア語が全然わからないままでも、イタリア人同士の会話の中に入り、「こんなこと言っているのかな?」と推測しながら聞いていました。
今思えば、語学練習になっていた気もします。
板挟みになるフェデリコ
ある時、なにか大きな揉め事が厨房内で起こりました。
どうも、ちょっと雰囲気が思わしくなくて、レストランにお客さんもいなかったので、閉めちゃったような記憶があります。
その後、3人が集まって、話をしているようでした。
私はイタリア語もわからないですし、研修生なので、厨房でただ待つだけでした。
かなり後になって、イタリア語がわかるようになってきて、当時の出来事を理解できたのですが、
どうやら、父と子の関係の中で、フェデリコ本人が板挟みになって、意見を言ったことが発端のようでした。
いやー、働きづらいですよね!
それでもみんなサッカー好き
そんな中、度々、サッカーの大きな試合がありました。
テレビ中継があります。
皆が注目する試合だったらしく、その日は、テレビを地下からレストランのドリンクバーのあるカウンターまで持ってきて、みんなで観よう!ということになったのです。
営業中ですよ?
普通にお客さんが来るはずです。
仕事中に何もせず、テレビを見るなんて、日本で働いている時もありえなかったので、私は自主的にテレビは見ず、厨房で何か仕事を見つけ作業をしていました。
すると、オーナーがやってきて、「それは後でいいよ」と言います。
みんなで一緒にサッカーを観ました。
こういうことは、よくありました。
イタリア人はサッカー大好きなのです。
おわりに
今回は以上です。
いかがでしたか?
イタリア修行とはいえ、どこかバカンスに近いようなリラックスして過ごせれた日々でした。
何かご質問、コメントなどありましたら嬉しいです。
引き続き、不定期ですがイタリア修行のブログをよろしくお願いします。
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