ピザのサイズについて
よく、お店で、「ピザの大きさはどのくらいですか?」と聞かれますが、質問の意味がよくわからないです。
おそらく、「何人前ですか?」と聞きたいのではないでしょうか?
ちなみに個人店はピザは手伸ばしか綿棒で伸ばすので、大きさは変わるのです。
直径もところによっては大きく違います。
「ピザの質量はいくらですか?」ならまだわかります。
ピザの質量が180gだった場合、20センチに伸ばそうが、30センチに伸ばそうが、180gだからです。
ピザの大きさを聞くのはナンセンスです。
意味がご理解いただけたでしょうか?
お店によっては150gの質量で「当店は30センチもある、ドデカサイズです」というお店もあるでしょう。
私はそのPRは苦手です。
お客さんはピザに関しては、なぜか「大きさ」に固執しているので、それを逆手にとっています。
お客さんは「30センチもあるんだ、すっごいお得!」と思うかもしれませんが、150gしかないので、お得ではありません。
240gあって、大きさが26センチある、お店の方が、お得です。
意味がわかりますか?
パスタも100gの重量を、でっかいお皿に盛ると「このお店は良心的、すごい量が多い」となりますが、小さいお皿に盛ると反応はさしてありません。
ピザの大きさを聞く習慣ですが、デリバリーチェーンの表記の仕方が浸透しているのではないでしょうか?
デリバリーピザは、そのことをわかってか、質量を表記しているところはありません。
大きさが「30センチもあります!」とか書いています。
私は実際、デリバリーピザを買い、具材をのけて生地を測ったことがあります。
180gほどでした。
これは、それほど多くはありません。
ただ、この質量に、3,000円以上支払っています。
お客さんは大きいほどお得だと思っているので、180gしかなくても、30センチあれば満足するのです。
不思議なものですね。
ピザに関しては、何人前ありますか?と聞くようにしましょう。
これだと、ごまかしがききません。
もし、お店が「当店は30センチもありますから量はありますよ」とはぐらかすようなら、要注意です。
せめて、なるべく具がたくさん乗っているピザを頼めばコストパフォーマンスは比較的よくなります。
コメント